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モチモチ食感の自家製水ギョーザや、中国四川省産のサンショウを利かせたマーボー豆腐などを目当てに、客足が絶えない人気店。中国料理「季香園」は、家庭料理を中心とする約80種のメニューと温かい接客で親しまれている。 2007年6月、日本の貿易会社に勤めていた初麗平さん(63)と、中国で調理師免許を取得した姉の麗栄さん(67)が開業。中国のホテルで料理長を務めた調理人も呼び寄せ、店を切り盛りしてきた。 定番のエビチリ(1280円)やチンジャオロース(930円)のほか、ナツメや唐辛子など18種の漢方薬とスパイスを調合した特製の薬膳火鍋(1人前2080円)がよく出る。週替わりランチ(780〜1000円)のメイン料理は、日本にあまりない本場の味を堪能してもらおうと、「豚肉と玉ねぎの春雨炒め」などが登場する。 メニューに記載がない場合でも、旅先で食べた料理をもう一度食べたいといったリクエストがあれば応じる。中国人からは当地の定番料理「干し豆腐とピーマン炒め」が多く、サンショウが香る塩味ベースの「キャベツと豚肉の炒め物」は評判となりレギュラーメニュー化した。 接客が大好きというオーナーの麗平さんは「メニュー選びに困ったら、好みを聞いて一緒に考える。大仰な店ではなく、家庭的な店なので大丈夫。のんびりリラックスして過ごしてほしい」と話している。【伊藤遥】
 ■メモ 札幌市中央区南9西13の1の54。営業時間は、午前11時〜午後3時(ラストオーダー同2時50分)、午後5時〜同11時(同10時半)。毎日フレンド優待はソフトドリンク1杯サービス。問い合わせは011・552・0302。 |